TSUKASAの牧場

ニートの独り言

閑日 この世のものは脆すぎる ~壊し続けてきたこの手で作る~

 今週のお題「手づくり」

 TSUKASAです。TSUTAYAではありません。

 

 この世のものは脆すぎる

 

 その事実に気付いたのは図画工作の授業の時。

 木材を使って動物の模型を作ることになったわたしは記憶の中にある動物の姿形を思い起こします。

 どっしりと地に足を付け、悠然と立つ姿。

 ………ゾウにしよう。

 電動糸鋸で木材を切断し、トンカチで木材に釘を打ち付けます。

 ドンドンドンドンバギッ。

 バギッ?

 強く打ち付けてしまったようで木材に亀裂が入ってしまいました。

 これも味かと思い、作業を続けます。

 トントントントン………あれ?ない?

 釘を一本失くしてしまったわたしの前にはひざ?から崩れ落ちたゾウの模型。

 今となってはこのゾウの名前が何だったのか、定かではないが今でも覚えていることがある。

 それは、

 図画工作の評価が5段階中4だったことである。

 なぜでしょうね?

 

 わたしの手からは何も生み出せないと悟ってから少しばかり時が過ぎ、生み出すことへのあこがれが肥大していく時に出会ったのです。

 小説を書くことに。

 ブログを書くことに。

 壊し続けたこの手から新たな言葉が紡がれ、それが文章となり皆さんの目に触れていく。

 わたしが作り始めて1年と半分。

 大事に大事に作り上げていこうと思います。

 この手で。