TSUKASAです。TSUTAYAではありません。
合計アクセス数200突破記念
ニートのオリジナル作品第2弾。
皆さんが楽しんでいただければ幸いです。
「GMなら異世界制覇も余裕かもしれない」
プロローグ
『テレビを見る時は部屋を明るくして、テレビから離れてみよう!』
よく子供向け番組などの冒頭で視聴者に向けられる言葉。これを守る子供が現代に何人いるだろうか。最近は子供向け番組を見るのは子供だけではない。大きなお友達も視聴するし、むしろ大きなお友達の方が熱心に見ていると思う。
その大きなお友達は部屋を明るくして、テレビから離れて視聴しているだろうか。子供なら親に注意されるが、大きなお友達(もう大人と呼ぶ)は親に注意されることはない。むしろ注意されるならかなり過保護で親子の仲は良好と言えるだろう。
『テレビを見る時は部屋を明るくして、テレビから離れてみよう』
この言葉を主人公が声高らかに言っているわけだが、最近テレビ離れが深刻でパソコンや携帯電話で動画を視聴することが多くなったそうだ。
そうなると『テレビを見る時は』という言葉を変える必要があるのではないか。テレビで見るより近くで画面を見ているので一層注意を喚起したほうがいい。
PCゲームをプレイするとき、部屋を暗くしてパソコンの放つブルーライトを浴び、マウスをカチカチとクリックするオタクどもにこそ言ったほうがいい。
部屋を明るくして、離れてプレイするように。
アニメの中のオタクは部屋を暗くしてパソコンをいじっているわけだが——————あれ、リアルにやる人がいるのか。俺はやったことがない。PCゲーム————ようするにエロゲ―をほぼ毎日やっているが、必ず部屋を明るくしてプレイしている。暗くしたらもっと楽しめるのか。興奮するのか。…………今度やってみよう。
それから一年後、俺は暗い部屋の中で必死にパソコンのキーボードでカタカタと打ち込んでいた。
もう視力はボロボロ。一年で視力を1落とし、0.1以下の視力になりながら必死に、だが表情はニヤニヤとカタカタカタカタ打ち込む。この1分、1秒を味わい、惜しむかのように。時間は有限だと知りながら、この楽しい時間が永遠に続けとちっぽけな人間でありながら願った。
俺がキーボードから手を放したのは朝陽がカーテンの隙間から差し込む朝の7時。平日で学校があるにもかかわらず、俺は脱力して眠ろうとした。5日ほど寝ていない気がする。3日徹夜した後に日を数えるのをやめたから正確にはわからない。それよりも眠い。
本当は目の前にあるゲームをやりたかった。俺が完成させた俺のゲームで遊んでみたかった。しかし身体が動きたくないと告げている。本能に忠実に、ただただ死ぬように。眠ろう。
おやすみなさい。
……………
…………
………ああ、いけない。
俺はパソコンを立ち上げ、マウスを動かす。
たとえ自分がプレイしなくても誰かがプレイするかもしれない。その思いが眠い眼を薄く開かせ、動きたくないと告げる身体を指先だけ動かしてくれる。
カチカチ。ポチ。
よし、これでいい。
俺は再び眠りについた。
以上です。
この作品には複数のプレイヤーがいます。そのプレイヤーは皆、異世界で自分のゲームを〝クリア〟すること、そして他のプレイヤーのゲームを〝奪う〟ことを目的としています。
そんな物語です。
〝奪う〟という表現だけでは完全に説明できているとは言い難いのですが、懇切丁寧名説明は長くなるのでカットします。
今後は合計スター獲得数100個突破記念や月間PV数が100を超えたお祝いも考えていますので是非楽しみにしていてください。
また、ブログの書き方、コメントを頂けると面白いブログを書けると思いますので、このTSUKASA牧場を皆さんで育てください。
図々しいお願いですが、面白いブログを書けるようになるまでは続けようと思っています。
明日も投稿できるように頑張ります!
次回は、
「読むのが楽しみ小説」
について書こうと思っています。(あくまで予定であり未定です。)
ではまた——————。