今週のお題「夏物出し」
TSUKASAです。TSUTAYAではありません。
今週のお題は「夏物出し」。
随分前の話です。
セミの主張が激しい夏の頃。
わたしは祖母におつかいを頼まれ、コンビニに向かいました。
自転車を漕ぐこと数分。
緑と白、そして青色のロゴがお出迎えしてくれました。
わたしは店内に入ると迷わずアイス売り場へ。
目的の品はレモンのアイスです。
サクサクのかき氷系に輪切りのレモンが乗ったアイスです。
有名なのか人気なのか。
最後の1個となったレモンアイスとバニラアイスを手に帰宅しました。
祖母とアイスを食べていると、ふと、かき氷機のことを思い出しました。
幼少期、夏の時期は毎日フル稼働だったかき氷機。
お祭りの屋台や、お店で売られているかき氷と比べると物足りなさがありました。
シロップのせいでしょうか?
「市販のかき氷を食べたほうがおいしい」と、この世の心理に気付いてしまった幼少期のわたしは、それから家でかき氷を作ることはありませんでした。
今、かき氷機はどうしているでしょうか?
家を探してみますが、見つかりません。
拗ねているのでしょうか?ただ隠れているだけでしょうか?
いいえ、違います。
地元のバザーに出品されたのです。
かき氷機は新たな居場所を見つけられたのでしょうか?
夏真っ盛りの8月。
待っているのは税理士試験。
午前中の勉強を終えたわたしはアニメを見ながらアイスを食べます。
かき氷です。
ギコギコと氷を回して作られたかき氷。
やはり、かき氷は自分で——————作るよりも誰かに作ってもらったほうがおいしい。
この世の心理かはわかりませんが、個人的にそう思っています。